フラグへし折り度MAX!! 裏切り展開の連続映画「マッドマックス1」を見てみた!
現在、公開中のMADMAX4を見る前に、
まずは1を見てました!
この映画、すごいっす。
不朽の名作だと思ってみると、ぶったまげます。
まず、冒頭の10分。
ここがある意味クライマックスです。
ヒャッハーさんが盗んだ車で暴走。
それをパトカーが追うという展開。
しかも、なんたることか、1本道。
しかも直線。
飽きるよ〜
しかもそれが、10分以上続きます。
かなり苦痛です。
なんでこのシーンだけで、映画の8分の1も使ったんだろう。。。
(これ、冒頭の部、最後の3分間)
そして、
この映画、視聴者の予測の裏をことごとくかいてくる、
レベル高き知能犯です。
まず、近未来&廃墟という設定。
上記の動画見ればわかると思いますが、
フツーに、オーストラリアです。
劇中では、森の中でターザンごっことか普通にしてますし、
デストピア感、ゼロ。
ただの、オージーの田舎町です。
よく目を凝らせば、カンガルーいるかもです。
もちろん、設定だけでなく、
ストーリーのセンスもずば抜けてます。
中盤で、出勤しようとする主人公。
家を出ると、後ろからと奥さんが呼び止め、「Crazy about you」なんて言っちゃんです。
キュン (゚.゚*)
でもこれって、いわゆるフラグじゃないですか。
主人公が留守の間にヒャッハーたちが復習をしにきて、
家に帰った主人公がそこの光景を見て、
怒りMAX、
マッドMAX!!
みたいな。
でも、なんて展開ではありませんでした。。。
普通に無傷で家帰ってきました。
肩すかしをくらった気分満天です。
また、同僚が死ぬシーンでは、
ディスコに行ってる間に、バイクに仕掛けをされるんですよ。
えぇ。
戻ってきて、乗ったら爆発と思うじゃないですか。
スルーですよ。
ブレーキ壊したかなんかで、一本道の途中でこけて死亡です。。。
ん?直線なのに???
死亡理由がおかしいのは、他にもあります。
それは、最後のシーン。
ボスの親玉と主人公のデッドヒート(ただし、直線)
放射能?の影響で「侵入禁止」の区域の先に、進んじゃうんです。
これって、どうやって、決着着くの?
「もしかして、バイクに乗ってた親玉が放射能の影響で死に至るとか?」
「最後なんだから、せめてデストピア感だしてよねっ」
とか考えてたら、
対向車のトラックに轢かれて死亡。
えっ、(゚д゚;)
侵入禁止エリアに入った意味なくない?
んで、
デンジャラスなゾーンなはずなのに、なんでトラック普通に走ってんの?
そもそも、設定とストーリーの関係性を無視してるんですよね。
普通ですよ、
主人公ー警察
敵 -暴走族
と来たら、警察か暴走族どちらかの復讐劇じゃないですか。
やれ、逮捕されただー、殉職だー、ヤクザの意地だーって。
でも、この映画、主人公の復習の動機は、
バカンスで訪れたピクニック先で妻と赤ん坊が殺されたからなんですよね。
もちろん、暴走族は、妻のダンナが警察官なんてことは知りません。
ぜんぜん職務、関係ないしっ!
ピクニックなら一般人の設定で十分よくないか?
と、
設定もストーリーも死亡フラグも、ことごとく裏切ってくれる名画でした。
ぜひ、VHSビデオでご堪能ください!